訪問看護は決められた時間内で行う看護

kara3348

以前も書きましたが、雨が降ろうが、雪が降ろうが、どんな天候だろうと
訪問看護師はカッパを着て自転車や車などで療養者の所へ行きます。

訪問看護師ですが、看護は決められた時間内で行うという事はご存じでしょうか?

 

実費の方は制限はありませんが
例えば介護保険や医療保険で訪問看護を頼む場合、
30分未満(介護保険の場合は20分未満)から長くて90分未満まで
になっています。

看護師はこの決められた時間の中で、
決められた内容やその場で判断して必要だと考えた援助を行います。

 

そして、その時間の中で援助をしながら療養者やその家族と色々お話をしをします(*^_^*)
信頼関係を築くために看護師は自分のお話をする事もあります。

家族の話や好きな食べ物は何だとか、お酒が好きだとか・・・
話ながら手も動かし、コミュニケーションをとりながら援助をしていきます。

 

話の中で、療養者さんや家族が○○さん(看護師)が好きだからと取り寄せを準備する人。
家でとれた野菜など準備してくれてる人。

基本的にこういった贈り物を受けとる事はしないというのは原則ですが
何度も断ってもという場合は受け取る事も…

 

病院では絶対的に受け取らない事が多いですが
長いお付き合いが多いため信頼関係を損なわないように受け取るのです。

物をくれるから良いわけではないですが、自分のために何か準備してくれていると
その気持ちだけでも嬉しくなりますよね。

 

訪問間と病院での看護、違う所は、やっぱり
自宅に行って看護をするという点

 

病院にいると近くに看護師がいますが
一人の患者と接するのは、実際は僅かな時間です。

 

しかし訪問看護師が療養者に援助している間は
時間だけでみると短くみえますが、その時間は
その療養者のことだけを考える事ができる時間なんです。

ナースコールを気にする事がなく・・・
人に呼ばれる事がない・・・

制限時間はあるけど、その時間内はその人だけの事を考えればいい!
そんな密に接する事ができる時間です。

 

この時間がたまらく良い。
そんな事を友人と話していました。

いろんな形の看護があって、看護って良いな。
そんなふうに思いました。

投稿日:2014年11月11日