乳がん看護認定看護師とは?

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芸能人の乳がん告知に伴って最近話題の乳がん

前回は、『看護師として、正しい最新の乳がん検診を知って周囲に教えてあげよう
で検診についてお話をしました。

今回は、乳がん認定看護師についてお話しますね。

 

乳がんは、20歳代や30歳代と結構若い年齢からでも
罹患する事が多いので
身近な人で乳がんになったという話を聞いて
心配になった事もある人もいるのではないでしょうか。

その乳がんを専門的に看護を行う事ができる
乳がん認定看護師というのをご存じでしょうか 😎

まず認定看護師とは…
日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し
特定の看護分野において熟練した看護技術を有すると認められた者をいい
実践的な能力を期待されています。
認定看護師は、「実践」「指導」「相談」の3つの役割があります。

乳がん認定看護師は
・治療を受ける患者のセルフケアおよび自己決定の支援する
・手術などによってボディイメージの変容による心理・社会的問題に対する支援
など

乳がんは若い方がなる事も多く、手術後のケアや精神的なケアなど特に必要になってきます。
これらを専門的な知識をもって患者やその家族を看護していきます。

乳がん看護認定看護師になるには・・・
まず看護師の臨床経験が5年以上、うち3年以上は乳がん看護の経験が必要です。
そして、認定看護師をとるための学校に行く。
(現在は教育機関が3か所しかありません)

約半年の授業が終了後、「認定審査」を受けられます。
それに合格したらようやく「認定看護師」としての活動ができます!!

 

やりがいやメリットは…
一番のやりがいは、患者さんが自分を頼り相談してくれ話を傾聴し
指導やアドバイスなどによって、病気に対して前向きになってくれる
そんな姿を見たときではないでしょうか。

そして、看護師なら一度は味わった事のある経験であると思いますが
患者さんから感謝される…本当にうれしい事だと思います。

 

しかし、給料面に関してはあまり期待できないそうです。
認定看護師となった段階で日中に外来や病棟などを患者さんの所をまわります。
日中のみの勤務になり夜勤手当がなくなり、
更に資格給が、今までの夜勤手当に劣る事もあるそうです…。

給与面は期待できなくても、それ以上にやりがいはある資格だと思います。
ぜひ、乳がん認定看護師を目指して頑張ってくださいね!

投稿日:2016年02月03日