私には、現在70代になる元看護師の知り合いがいる。
彼女は実は、私が老人ホームに就職していた時の入居者さんなんです。
彼女は30代半ばまで病院のナースとして働き、その後、看護学校の教職者として定年まで勤めました。
そして、定年してすぐに、ある疾患を患い、現在は人の手を借りなければ、日常生活を送ることの出来ない身体となってしまいました。
彼女は生涯を看護に捧げてきたと言っても過言ではありません(独身)
私にとっても看護師の大・大・大先輩でもある彼女は、施設看護師と入居者という関係であっても同じ看護師と言うこともあり親しくなり….。
退職してしまった今でも、たまにメールで近況報告をしています。
長年教職をしていたこともありとても穏やかな方で…。
私にいつも的確なアドバイス・相談に乗ってくれる彼女は、実際には私の先生ではなかったけれど、とても尊敬できる人です。
私が施設にいた時も、彼女の面会に多くの教え子さんが会いに来ていたことからも良い先生だったのが窺えました。
最近の近況メールの中で、彼女は看護師時代の夢を見て、最近よく眠れない…と言っていました。
そして、夢を見ては現役時代の後悔ばかりしているというのです。
現役の頃は、「忙しさにかまけて、やりたい事を後回しにして来たから」…と
今になってあの時「あーすればよかった」とか「こうしたら良かった」と後悔ばかりしているのだそうです。
でも、もう遅いわね 😉 …なんて顔文字まで入れてくれた(驚)
何故なら、彼女は病気にならなければ、70歳まで看護師として働くつもりだったから 🙁
そして私に…
「やりたい事、勉強すべきことは後回しにしないで、今やりなさいね」
「私の様に後悔しないで」と言うのです。
私も、現役時代の頃を思い出すと、後悔する事や勉強不足だったなぁ…と思うことよくあります。
私は、今気が付いたからまだ、間に合うかもしれません。