自分より若い医師や上司

私は家庭の事情で、転職する回数がとても多いのだが、当然その転職先には自分より年下の上司や、若いドクターがいる。

まぁ、転職した際はどうしても自分が新人ということになるので、年齢は気にせず指示を仰ぐし指示受けもする。
そんなことに年下なんて抵抗は微塵も感じていない(お・と・なの対応である)時には注意を受けることも当然ある。
なまじいろんなところで勤務しているので、その場所に溶け込むのは難しくない(陰で言われているのだろうとは思うが)
所詮はその勤務先の勤続年数が大切なので、相手を尊重することは忘れてはいない。
しかし??そこに慣れて行けば、平気で意見をぶつけるし、「それって違うんじゃないんですか?」という様になってくる。
私は基本的に思ったことは口にするタイプなので、それが年上でも、年下であっても違っていると思うことには我慢することなく発言するのだ(もちろん言い方は考えるが)
だてに救急の修羅場を潜りぬけて来たわけじゃない。急変時の対応は年下の上司よりもこなせている…と思う。

ある病院でこんなことが合った、朝の申し送り最中に、「なんか~さん変なんだけど…」とその上司がナースステーションに戻ってきた。
「なんか変???」看護師ならなんか他に言いようがあるだろうに…しかし、これはやってはいけない!!急変時の鉄則、患者の傍を離れるなんて持ってのほか、私は思わず、「傍を離れちゃだめじゃない!!」と思わず怒鳴ってしまった…上司
早く戻って!!と言ってドクターに連絡して救急カートを運ぶ、
幸い呼吸停止はしていなく血圧が下がっただけだったが。
当然その処置が終わった後、彼女に「急変時は自分が傍を離れちゃダメだよ…離れている間に、アレストになったらどうすんの!!」と上司だということも忘れて、注意してしまったなんてこともある。

又、若いドクターの場合には何故か頼りないような感じを受けるのはなんでだろう…。
夜勤なんて特に大丈夫かな…的なお姉さん的心配をしてしまう。
当然ドクターなので、それなりの事は出来て当然なのだと思うがやはり、経験数が少なく、処置に対しての手技が今一ぎこちない(かといって私は出来ないが…)
気管内挿管に時間がかかり、「あれ?あれ?」なんて言いながらやっているのを見ると、心の中で、「早く・早く」と思わず急かしてしまう。
IVHの処置中には「入らない…入らない…」と何度も刺して血だらけに…。結局は他のベテランドクターが代わるなんてこともしばしば。
しかし、誰でも当然新人の時はあるのだから温かく見守ろうではないか。
でも…やはり自分が患者にはなりたくはない。

投稿日:2011年12月23日