病院では毎日看護師によって行われる
“環境整備”というものがあるのはご存じでしょうか?
入院した事がある人は知っているかもしれないですが。
環境整備というのは
「清潔な病室で療養するために行うことで、ベッド周りの環境を整えること」
看護の基本の基本です。
学生の時、何度環境整備の大切さを書いたか…
皆さん、病院の掃除は業者がやってくれるのでは?と思うかもしれないですが
それはゴミ箱のゴミの処理と床の掃除のみ。
ベッド周りの掃除は看護師や看護助手が行います。
私が以前勤めていた大学病院や総合病院でもやっていました。
この環境整備をいつするかですが、
常にベッド周りが清潔か観察はしていますが
毎朝患者さんの所に挨拶しながら環境整備したり
朝全員で端の病室一気にやったりします(^u^)
一日は朝掃除から始まります。
環境整備はベッドやテーブル、床頭台、柵や頭上のライトの笠などを拭いていきます。
それなら看護師がやらなくてもいいのではと思う方もいるかもしれませんが、
実はベッド周りを清潔にするだけではないんですよ(^u^)
例えば、(よくあるのですが)
朝病室を周っていると机の上に薬があって、
これはいつのだ?みたいな事になり
朝のかと思いきや夜の薬の飲み忘れであったり(;一_一)
他にも
食事や水分制限している人のテーブルの上やごみ箱の中に
飲み物や食べ物のゴミが…
本人に飲食したか確認して更にナースステーションで審議したり。
売店もあるので隠れて飲食する人もいます。
隠れて食べるような性格の人は証拠品を隠しきれない人も多く…((+_+))
と、こんなことも環境整備で発覚することも多いんです。
この環境整備ですが、安全に患者さんが生活できるようにということも考えます。
そのため毎日同じ環境が良いということではないのです(^u^)
例えば、患者が点滴を昨日までは使っていても
次の日から点滴がなくなることもあります。
その場合点滴棒を倉庫に戻したり。
その日に使ったものが次の日も使うか
毎日患者の状態と共に環境も変わっていくんです!!
看護師はこんな所を気をつけて環境整備をやっているんですよね。